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アステラス 下痢系IBS該当者 6割以上が「病気ではない」と認識

公開日時 2009/10/08 04:00

アステラス製薬はこのほど、20~79歳の日本人男性2万人を対象に、下痢型及び下痢を主訴とする混合型の過敏性腸症候群(以下、下痢系IBS)に関する意識調査を行った。その結果、下痢系IBSの有病率は8.9%だったが、下痢系IBS該当者のうち6割以上の人が病気と認識しておらず、腹部症状を医師に十分相談できていないことがわかった。一方で、IBSを診療している医師316人にも意識調査をしたところ、「IBS患者の訴えが多く、診療に時間がかかる」ことに困っている実態が浮き彫りとなった。調査時期は09年1月で、インターネットで実施した。

この調査結果を10月6日のアステラスプレスセミナーで解説した島根大学医学部の木下芳一教授は、「(下痢系IBS患者は)仕事の時や、朝の通勤・通学途中などでとても困っているのに、病気と思っている人が36.5%しかいない。食べ過ぎや飲みすぎ、ストレス、体質と思っている」と述べ、疾患啓発と受診の促進が必要と訴えた。

一方で、医師への調査結果については、「特に一般内科の勤務医で、積極的に、IBSの診断ができていない」とし、多くの内科医が、「患者の訴えが多く、診療に時間がかかる」「簡便な診断基準がない」などで困っていると説明した。その上で、自身が開発したIBS症状を6つの質問で容易に顕在化できる「出雲スケール」を紹介し、IBSの疾患啓発や診断のきっかけに、または治療効果の確認に使ってもらいたいと語った。

IBSは器質的疾患を伴わず、腹痛、腹部不快感、便通異常(下痢・便秘)といった消化器症状が長期間持続したり、悪化や改善を繰り返す疾患。命を脅かすことはないものの、日常生活に大きな支障をきたす。推定患者数は1200万人とされ、男性では下痢型が多い。複数の治療薬があるが、今回の医師調査では、アステラスの男性下痢型IBS治療薬「イリボー」(08年10月発売)を第1選択薬としている医師が85%にのぼった。イリボーは、排便回数の改善といった有効性や服薬コンプライアンスで最も評価が高かったが、「安全性が高い」の項目は5成分中3位の評価となった。発売1年ということから慎重な評価が多かったとみられる。

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