中国の医薬品ビジネス
公開日時 2009/11/29 00:00
新薬ビジネスの現状中国国内では、2050年までに増加する疾患として、心臓病、脳血管疾患、糖尿病などの成人病疾患と悪性腫瘍が重要視されています。その根拠は、①人口の増加(35年には約16億人に達する。ただ人口1%の増加は、新に55億円の医薬品消費を生むという試算もあります)②高齢化問題(05年の中国国内の65歳以上の人口は9400万人、人口の約7%でした。この高齢者の人口の比率が近年、日本と同様な増加傾向を示しています)③疾患予備軍の増加(国民のうち、健康人は15%、患者は15%、残りの70%は患者予備群という医療統計発表もあります)――の3点です。ところで、国家による医薬品業界の研究開発費用への支援政策の増加が近年決定されており、国家発展改革委員会は中国「10・5計画」で、医薬大国から医薬強...