NBI 次期戦略品の上市準備で新組織
公開日時 2010/01/07 04:01
日本ベーリンガーインゲルハイム(NBI)は、抗がん剤など現在開発中の次期戦略品の上市準備に向け、新組織を立ち上げた。
NBIの次期戦略品には、抗がん剤では新規経口血管新生阻害剤BIBF1120、EGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤BIBW2992の2つがある。いずれも非小細胞肺がん治療薬として開発中で現在フェーズ2。経口直接トロンビン阻害剤ダビガトランは、心房細動患者における脳卒中予防薬として承認申請準備中。新しい糖尿病治療薬のDPP-4阻害薬リナグリプチンはフェーズ3という段階。
2つの抗がん剤については、医薬事業統括の直轄組織「オンコロジー部」を新設。他の2つの開発品については、同統括のプロダクトマーケティング本部の中に組織を新設。ダビガトランについては「プラダキサプロダクトマーケティング部」、リナグリプチンは「オンデロプロダクトマーケティング部」と、それぞれ予定製品名をつけた組織にし、上市準備に取り組むことになった。
組織見直しは1月1日付で実施。これに伴い人事異動も行い、オンコロジー部統括部長には田頭啓史氏、プロダクトマーケティング本部本部長には加藤俊浩氏がそれぞれ就任した。