バイエル薬品 経口抗菌薬アベロックスを7月1日から単独販売 (1/4)
公開日時 2010/05/11 04:00
バイエル薬品と塩野義製薬は5月10日、バイエルが創製し、塩野義が国内販売しているニューキノロン系経口抗菌薬「アベロックス」(一般名=モキシフロキサシン塩酸塩)について、7月1日以降、バイエルが販売することで合意したと発表した。この販売移管に伴う金銭のやり取りなど具体的な契約内容は非開示。
ドイツのバイエル本社は重点戦略領域のひとつに「肺・感染症疾患」を位置づけている。このグローバル戦略を日本でも実現するため今回、アベロックスの販売移管となったが、背景には、現在グローバルフェーズ3試験を実施している肺高血圧症用薬リオシグアト(一般名)とアベロックスとの間で中長期的に相乗効果が見込めるとの判断もあるようだ。
アベロックスは呼吸器感染症の主な原因菌に対して優れた抗菌力を持つレスピラトリーキノロン製剤。日本では、バイエル薬品が05年10月に厚労省より輸入承認を取得し、塩野義が同年12月から独占販売していた。アベロックスは世界96か国(09年5月現在)で販売され、09年の世界売上高は4億6000万ユーロ。日本の09年度売上高は10億円。