ステークホルダーが語る不採算品再算定品目は公定マージンも一考「流通と薬価だけを取り出して議論するのではなく、医療保険全体のバランスのなかで議論する必要性があると考えている」――。日本保険薬局協会医薬品流通・OTC検討委員会の原靖明副委員長はこう指摘する。不採算品再算定品目などが焦点となるなかで、川下取引において、該当品目についてはリストなどで購入側に明確に示す必要性を強調する。そのうえで、「薬価が引き下がらないよう、公定マージンを入れるのも一つの方策だと考えている」と話す。一社流通など、流通をめぐる現状と課題を中心に話を聞いた。（望月英梨）流通や薬価には様々な課題があるが、個別最適を図るだけでは、バラバラになってしまう。医療保険全体を見て決めることが必要だ。2023年度改定に向けた議論が今後...