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随時採血で中性脂肪高値症例の治療方法 「12時間空腹後の採血で方針決定」は53%

公開日時 2010/11/15 04:00

3万人強の医師会員制コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、随時採血時における中性脂肪高値の症例の治療方法に関する調査結果をまとめた。「定義に沿って12時間空腹後に再度採血してから治療方針を決める」との回答が53%と過半数を超え、「食後中性脂肪値が正常値より高い場合は食事指導のみを行う」が16%と続いた。

調査は10月18日~31日に実施した。回答数は551件。調査はMedPeer会員医師の質問に対して、会員医師が回答するもので、今回の質問は、「中性脂肪値測定の条件として、12時間空腹後の採血が定義されているが、随時採血を行った際に中性脂肪高値の症例が出た時、どう治療しているか」というもの。

その結果、定義に沿って12時間空腹後に再度採血すると回答した医師からは、「食事の影響が大きいので先ずは絶食で再検査する」(40代、一般内科)や、「随時採血はあくまでも目安。食事療法はともかく内服を決めるにはやはり空腹時採血が必要」(40代、一般内科)、「中性脂肪値は食後時間や食品の種類、量にも影響されるので、高値の場合は12時間以上の空腹時間を確実に守らせて採血し、それで治療するか否か決める」(60代、一般内科)―などのコメントが寄せられた。

「食事指導のみ行う」との回答医師からは、「先ず食生活を改善して1か月たって再度測定する」(40代、一般内科)、「食事指導を中心とした減量指導を行い、時期を見て、空腹時に再検すればいい」(40代、検診・予防医学)、「基本的には食事療法のみで正常化するので」(30代、一般内科)といったコメントが見られた。

また、「食後中性脂肪値が300mg以上の場合は投薬する」との回答が12%あったが、「空腹時採血をやり直しても300mg以上の場合」や「食事指導しても変わらない場合」など条件付きとのコメントが目立った。「空腹時に来院できない」や「再検査できない」といったケースを想定した意見もあった。
 

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