調剤薬局を取り巻くDX化の流れ
公開日時 2022/08/01 00:00
株式会社レイヤード代表取締役毛塚牧人https://layered.inc本連載では前回までクリニックのDX化について様々な領域を取り上げてきました。しかし医薬分業が当たり前になった現在では、医療においてクリニックと同じぐらい調剤薬局も重要です。調剤薬局の数は医薬分業以来大幅に増えてきましたが、病院の前の門前薬局が数店舗も並ぶような状況に批判も多く、厚生労働省は調剤薬局に新たな役割を求めるようになっています。そのような背景もあいまって調剤薬局は医科以上に行政から求められることへの対応度合いで収入が上下しやすく、DX化の素地が高いと言えます。今回はそんな調剤薬局について、2022年度の調剤報酬改定の内容を踏まえどのようなDX化が進んでいるかを見てみたいと思います。対物業務から対人業務へ2022...