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興和 肝細胞がん再発抑制薬を国内承認申請

公開日時 2011/01/19 04:02

興和は1月18日、C型肝炎ウイルスに起因する肝細胞がん再発抑制する薬剤として開発してきたビタミンA誘導体ペレチノイン(開発コード:NIK-333)を日本で承認申請したと発表した。 

肝細胞がんは3年目までに再発率が76%にも上るという。この薬剤の効果を検証するため外科手術などを受けた患者を対象にした国内治験では、1日600mgを投与した群では3年間の無増悪生存率は43.7%と、プラセボ群の29.3%に比べ再発リスクを減らした。これら結果にもとづき、承認申請した。

カプセル剤で、予定する用法・用量では1回300mgを2回、朝夕食後に経口投与する。製品名は、ルチココーワカプセル75mgを予定している。同剤は興和が創製。細胞の正常分化に関与するレチノイド受容体を標的分子に、そこに作用することでがん化を抑える仕組みという。

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