医師が白衣を着替える頻度 週に1回が50%超 毎日は5%
公開日時 2011/02/09 04:01
医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、医師が白衣を着替える頻度に関する調査結果をまとめた。白衣を着替える頻度が「週に1回」が57%と半数を超え、次いで「週に2~3回」(21%)、「2~3週間に1回」(13%)となった。これらの頻度となっている理由は「病院のクリーニングサイクルに合わせて」が大半で、「枚数をそれほど持っていない」とのコメントも散見された。精神科や皮膚科、また手術着が多い麻酔科などでは「白衣がそんなに汚れない」ことも理由に多かった。
一方、「毎日」は5%で内科系医師に多かった。同社は、「感染リスクと白衣を着替える頻度は比例するとの結果だったが、『病院側の洗濯日が週1回』との環境が改善されない限り、医師たちが清潔な白衣で感染予防に努めることは難しい」と分析している。
調査は10年12月22日~11年1月4日に実施。有効回答数は2704件。同調査は会員医師が他の会員医師に日常診療に関する疑問を投げかけて回答を得るもの。今回の質問は、「白衣を着る意味は、様々な汚染から身を守り、感染蔓延を防止することなどと聞く。頻回に着替えた方が良いようにも聞こえるが実際はどうなのか」との内容で、血液の付着などすぐに着替える必要のある場合を除いたケースでの回答を求めた。MedPeerの会員医師は約3万4000人。