大日本住友 新規統合失調症治療薬ラツーダを米国で発売 国際戦略品
公開日時 2011/02/04 04:00
大日本住友製薬は2月3日、新しい統合失調症治療薬ラツーダ錠40mg、同80mg(LATUDA 一般名:ルラシドン塩酸塩)を米国で4日(米国時間)に発売すると発表した。同剤は国際戦略品と位置付ける製品。日本では現在、フェーズ3結果を解析中。
米国子会社のサノビオン社が販売する。同剤は、服用の簡便さ(1日1回投与で、漸増投与が不要)や、既存の同種薬効の薬剤(非定型抗精神病薬)の多くで問題とされるQTc延長の可能性が添付文書の禁忌や警告がないこと、体重増加や代謝系(脂質、血糖値)の異常のリスクが低い点が特徴だとされる。12年前半には双極性障害の効能追加申請も予定している。まずは、統合失調症の適応のみで14年度に700億円の売上を目指す。