わかもと 代表取締役副会長の神谷氏が次期社長に内定
公開日時 2011/02/21 04:02
わかもと製薬は2月18日、代表取締役副会長で営業本部長の神谷信行氏が次期社長に内定したと発表した。就任は4月1日。
現社長の石井敬志氏は取締役相談役に退く。同社は交代理由について「当社を取り巻く厳しい環境に対応すべく、製薬業界の経営豊かな新社長のもと経営基盤を強化するため」としている。
同社は、06年度(07年3月期)決算から減収減益が続いており、09年度決算(10年3月期)では売上高100億円を下回った。10年度(11年3月期)決算予想は売上高は横ばいだが、売上の伸び悩みや相模大井工場に新設した点眼剤新工場の減価償却費が増加したことなどで、赤字決算を見込む。
次期社長の神谷氏は、1945年8月生まれ65歳。68年に興和新薬に入社し、07年7月に興和常務取締役。10年1月にわかもとに入社し、6月から現職。