今年の学会「変わらず開催すべき」65% 学会の在り方見直すべきも3割 医師調査で
公開日時 2011/05/27 04:00
東日本大震災の影響で多くの医療関係学会・研究会で中止、延期となったが、医師限定コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、会員医師に対し今年度の学会・研究会の開催について考えを調査し、このほど結果を発表した。
調査はインターネットにより4月4日~10日まで行い、2495人から回答を得た。その結果、「開催時期や場所を変更し、できるだけ今までの形で開催すべき」が58%、「これまで通りの規模で開催すべき」が7%だった。新しい技術や知識の習得の機会であるため、行ってほしいとの意見が目立った。
一方で、見直し派として「今年度は中止し、来年度から開催すべき」が11%、「今年度に関しては、オンラインによる開催等、規模を縮小して開催すべき」が21%。学会参加費を被災した研修者への援助に充てるべき、学会経由によるボランティア、支援活動を優先すべきなど被災地支援を重視する意見や、オンラインによる開催、学会の統廃合などを求める意見がみられた。