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「加齢黄斑変性は眼の病気」 50代以上で7割知らず ノバルティス調査

公開日時 2011/06/08 04:01

ノバルティス ファーマは6月7日、高齢者の失明原因のひとつで近年増加傾向にある「加齢黄斑変性」に関するインターネット調査結果を発表した。調査対象者は同疾患のリスクが高まる50代以上の男女。同疾患を眼の病気と理解できている人は全体の28.2%と3割を下回り、また、同疾患を自己チェックできる「アムスラーチャート」を行った結果、5.3%の人で同疾患によく見られる症状が確認された。同社は、「さらなる疾患啓発の重要性が示唆された」と指摘するとともに、「早期発見のためには定期的な自己チェックや、定期的な眼科受診が大切」と呼びかけている。

加齢黄斑変性は、網膜の中央にある物を見るために最も重要な部分の「黄斑」の働きに異常が起こり、視力が低下する疾患。中高年に多い疾患で、進行が早く、放置すると失明の危険がある。同疾患では、見たい部分が「歪む」「欠ける」「中心がぼやける」などの特徴があり、早期発見と早期治療が特に重要とされる。

今回の調査期間は4月13日~5月9日。調査対象者は全国の50代~70代の男女3300人。白内障や緑内障とともに加齢黄斑変性を知っているかどうか(=認知率)を聞いたところ、白内障や緑内障の認知率はほぼ100%だったのに対し、加齢黄斑変性の認知率は44.2%(1460人)だった。さらに、加齢黄斑変性を知っていると答えた人でも、「眼に関連する病気」と理解していた人は63.8%(931人)にとどまり、皮膚疾患と誤解している人が多かった。これらの結果から、“加齢黄斑変性=眼の病気”と理解できている人を回答者全体で換算すれば28.2%(3300人中931人)となり、50代以上の約7割の人が十分知らない疾患であることがわかった。

また、加齢黄斑変性を格子状の表で自己チェックできる「アムスラーチャート」の使用経験者は回答者全体の22.4%。全員に同チャートで片目ずつチェックしてもらった結果、格子状の表が歪むなど同疾患でよく見られる症状があった人が5.3%いた。早期発見のため定期的な眼科受診が望ましいとされるが、「特に症状はないが、定期的に眼科受診している」との回答者は9.6%と1割にも満たないことも判明した。
 

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