ファイザーのプレガバリン 線維筋痛症の国内フェーズ3で有意な疼痛改善
公開日時 2011/07/07 04:00
ファイザーは7月6日、線維筋痛症を対象にしたプレガバリンの国内フェーズ3結果を発表した。 詳細な数値は明らかにしていないが、主要評価項目である平均疼痛スコアで、プラセボ群に対しプレガバリン群で統計的に有意な疼痛改善効果が示されたという。同社は「早期の申請に向け努力する」としているが、申請時期のめどは示していない。
発表されたのはA0081208試験で、16週間の二重盲検試験で、国内45施設501人の患者が登録されて、行われた。プレガバリン(1日300~450mgを1日2回投与)を投与した群とプラセボを投与した群に無作為に被験者を割りつけて比較した。今後、さらに引き続き解析を行うとしている。同試験で多かった有害事象は、傾眠、浮動性めまい、体重増加、便秘、異常感覚、末梢性浮腫、霧視だったという。
プレガバリンは、国内では既に「リリカカプセル」の製品名で、末梢神経障害に伴う疼痛の治療薬として承認、販売されている。