血糖降下剤ファスティック 12年1月から持田製薬が販売
公開日時 2011/08/23 04:00
味の素製薬が製造販売承認を持ち、第一三共が販売している血糖降下剤ファスティック錠(一般名:ナテグリニド)は、12年1月4日から持田製薬が販売することになったと、味の素製薬と持田製薬は8月22日に発表した。持田としては生活習慣病治療薬の拡充策の一環。
これは、味の素製薬と第一三共の契約が満了する一方で、味の素製薬の販売戦略と生活習慣病治療薬の拡充を図る持田製薬の製品導入戦略が一致し、持田製薬に販売委託することで合意したもの。持田は、味の素のCa拮抗剤アテレックも販売している。味の素は今回の販売委託を機に「さらに両社の協働関係を強化し、製品価値の最大化と患者さんQOL向上に貢献していく」としている。
ファスティックの10年度売上高は50億円程度とみられる。なお、ナテグリニドは現在、アステラス製薬からもスターシス錠の製品名で販売されている。