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IndexのファンドにGSK、J&Jが資本参加

公開日時 2012/04/10 04:00

ベンチャーファンドのIndex Venturesは3月21日、1億5000万ユーロを出資、ライフサイエンス・ベンチャーファンドのIndex Life VIを設立したと発表した。同ファンドには、グラクソスミスクライン(GSK)とジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が同ファンドの50%を出資(各社25%)、両社から同ファンドの取締役会に役員を派遣する。


Index Venturesは、より経済的な創薬および初期の開発環境に依存したファンド会社の設立を控え、資産中心の投資を行うことを早期から提案してきた。同社はIndex Life VIでもこの戦略を維持、GSKとJ&Jは資本参加しても化合物や新会社に対して特別な権利を持たず、Index が意思決定を完全にコントロールする。GSKおよびJ&Jはアドバイスや指導を行う。


近年は、従来型の典型的なベンチャーキャピタル・イニシアチブとは異なるベンチャーキャピタルと医薬品企業との提携が増加しているが、今回の提携もその一環である。これら提携では、ベンチャーキャピタルにとっては、早い時期での医薬品企業からの指導や資金提供での緊密な取引が可能となる。このような関係は、出来るだけ早く究極的な顧客、つまり、医薬品企業の買収者が誰なのかを見極めるために重要であり、医薬品企業にとっては、外部のソースからパイプラインを充実させる必要があるので有意義なことだ。


医薬品企業にとっては、早期段階で経済的にイノベーションにアクセスするための幅広い努力の一環で、この動きは、ファースト・イン・クラスの薬剤を目指す企業とアカデミアとの早期段階のアッセットについての提携を拡大したのと同じ力で促されている。医薬品企業の研究開発(R&D)は企業および投資家の期待に応えてこなかったことがこの動きを加速させているようだ。


 

(The Pink Sheet  3月26日号より)  FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから


 
 

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