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Health2.0東京会合 「患者とHealth2.0」で開催 ITによる医療サービス現場発想で

公開日時 2012/05/28 04:00

ITを活用し、より良い医療サービスを実現することについて議論を深めるHealth2.0の東京会合が5月25日、「患者とHealth2.0」をテーマに開催された。インターネット、スマートフォン、クラウド、ソーシャルメディアなどITによるコミュニケーション手段が多様化し、医療者、患者ともに活発に意見交換する動きがある中、患者と双方向のコミュニケーションを図りながら、よりよい医療実現のために何ができるのかを探るのが今回の狙い。会合では、双方向を前提とする限り、医療者側、メーカー側からの一方通行的な発想によるサービスではなく、患者や現場の状況に合った形でサービスを構築していく必要性が指摘された。

患者やその家族を含めて正確でいつでも参照できる医療情報を共有する必要性に対する取り組みとして、北海道薬科大学の岡崎光洋准教授からは、医療者からの説明の際に用いた動画や説明内容をそのまま記録し、いつでも動画(そこに書いた内容含め)や説明を聞くことができるサービスや、患者が自身の薬歴、健診データや検査値、市販薬の購入記録などを記録することができるサービスを開発したことが報告された。

本格的な実用までは、ITスキルがある程度ないと十分に活用できないといった課題はあるものの同氏は、医療者がすべき本来業務の加え、患者が何をしてほしいのかに耳を傾け、医療チームとして考え、実現していくことが必要だと主張した。

患者側からは、「GIST・肉腫患者と家族の会」の西舘澄人代表が、ネットによるコミュニティを作ってきた経緯を説明し、クローズドサイトでは患者の治療上・生活上の近況や悩みを含めた濃密な情報交換が、地域を越えて可能になったことを紹介した。そのほか、医師限定コミュニティサイトを運営しているメドピア社、希少疾患向けフェイスブックを立ち上げたグラクソ・スミスクラインの報告があった。

総合討論では、現場ニーズを汲みあげた取り組みをするにも、患者、メーカー、医師とそれぞれにコミュニティが分立し、相互交流が図られていないことが課題に上がった。患者団体の西舘氏、医療限定サイトの石見氏のそれぞれは、メンバ―以外の参加は現時点では「嫌がられる」傾向あると指摘。ただ西舘氏は、最新の医療情報の交換や要望を話せる場所などが必要だとして、医療者とメーカーと患者が参加し、必要な情報交換ができる第3の場を提案。石見氏も「医師と患者をつなぐ窓、中立点」のような場所がよいとし、討論では患者・医療者・企業が参加したコミュニティの必要性が1つの理想像として提示された。


 

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