アルフレッサHD 山口の卸・常盤薬品を完全子会社化へ
公開日時 2012/07/18 04:00
アルフレッサホールディングス(HD)は7月17日、山口県に拠点を持ち医療用薬などの卸売事業を展開する常盤薬品(枝廣憲三社長)を株式交換により10月1日付で完全子会社化すると発表した。常盤薬品が展開する中国地方と九州北部エリアにおける、物流の効率化、営業力の強化を図る。
株式交換は常盤薬品の普通株式1株に対し、アルフレッサHDの普通株式0.147株を割り当てる。業績はアルフレッサHDは売上高2兆3332億円、当期純利益66億円(12年3月期)。常盤薬品は売上高563億円、当期純利益3億円(12年5月期)。常盤薬品は、完全子会社になるに伴い9月26日にJASDAQ上場廃止になる予定。
両社は2月に業務提携契約を締結していたが、その具体化を詰める中で、両社が持つ機能の強化、経営資源の相互活用を加速するには経営統合が最善だと判断したという。