陽進堂ホールディングス（HD）は7月22日、26年４月1日付で実施するグループ子会社4社の経営統合について、信和薬品のみ前倒して実施すると発表した。同社は経営統合を前倒しする理由について「準備が整ったため」と説明しており。2025年９月1日に実施することを明らかにした。グループ会社のうち100％子会社の陽進堂、エイワイファーマ、ケミカルバイオリサーチの3社の経営統合については、当初予定通り2026年4月1日に実施する方針。

陽進堂HDは6月23日にグループ全体のガバナンスの一層の強化、人材流動化による組織の更なる活性化などを目的に、完全子会社４社について26年4月に経営統合する方針を発表していた。

◎前倒し理由「早期の統合実施がガバナンス強化に資すると判断」

今回、経営統合のスケジュールを9月に前倒しした信和薬品は、医薬品製造で培ってきた製造・管理基準を健康食品にも適用し、多様な健康食品の製造に柔軟に対応しながら、自社製品の製造販売、受託製造を手掛けている。陽進堂HDは前倒しの理由について、「早期の統合実施がガバナンス強化に資すると判断した為」と説明している。また同社は、「今回の決定により、統合後の体制の円滑なスタートと、企業価値の向上を目指したい」とコメントしている。