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小児喘息患者 アフリカン・アメリカンの子ども 過去10年で39%増加

公開日時 2013/03/01 04:00

小児喘息は、アメリカで深刻な子どもの慢性疾患だ。もっとも多いというだけでなく(全米平均では子ども10人に1人が喘息の症状を呈していると言われている)、専門研究者にもはっきりした原因が特定できないまま患者が増加し続けているからだ。特にアフリカン・アメリカンの子どもたちについては過去10年に39%も増加したと報告されており、問題になっている。(医療ジャーナリスト 西村由美子)


救急外来経由の入院が多く、医療費の面でも問題視されている。実際、カリフォルニア州の例では、2010年には,緊急入院のケースだけで1万1000件以上あり、これらのケース1件あたりの平均治療費は約1万9000ドルであった。患者の増加にともなって、治療費も急増している。CDC(Center for Disease Control and Prevention)のレポートによれば2007年に小児喘息の治療にかかった医療費は全米総額で56ビリオンドルであった。


喘息の発作で死亡することは稀だ。しかし、ないわけではなく、アメリカでは2009年に15歳未満の子ども157人が亡くなっている。


事態は深刻だが、しかし、小児喘息の専門医たちは、例外なく「喘息の子どもも普通の生活が送れるはずだ」と言う。シリコンバレーでもっとも大きい小児病院のひとつであるオークランド小児病院のTed Cahconas医師も、「救急外来に運び込まれて入院する子どもたちのほとんど(80−90%)は、もっと早い段階で十分な治療を受けていれば、病院に搬送されるような事態にはならないはず。小児科医であれば、誰もが私の意見に賛成するはずだ」と言い添える。


だが、それは「適切な対応がとられ、必要な条件が整えられれば」なのである。小児喘息の患者は、大半がまだ幼くて自分で自分の体調や環境をコントロールできないため、解決は患者だけの問題にとどまらず、容易ではない。

子どもに手厚く、予防医療を重視するオバマ大統領の医療改革法は、この問題の解決に何らか寄与できるだろうか。

 


 

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