会社公認のお昼寝カプセル
公開日時 2013/03/26 04:00
しばらく前から睡眠研究がブームとなっている米国。議論はついに「社員の睡眠の質が企業の生産性に与える影響」に及び、社員の生産性向上のため、オフィスに昼寝専用の器具を導入する企業が登場し、話題となっている。(医療ジャーナリスト西村由美子)ある調査によれば、アメリカの勤労者の30%(およそ4000万人)は平均睡眠時間が6時間を下回っており、回答者の9%は勤務時間中(たとえば会議中)に寝入ってしまうことがあったという。睡眠不足は作業効率を低下させ、無駄なコストを発生させる。ハーバード大学の研究者等の試算によれば、睡眠不足の労働者によって企業に生じる無駄なコストは全米の企業をあわせると年間600億円以上にのぼるという。その上、睡眠不足はうつ病、肥満、心臓疾患、がんなどの罹患リスクを高めるので、社員の睡...