Pradaxa 米国で添付文書改訂 投与中止で脳卒中リスク増加
公開日時 2013/05/07 05:00
ベーリンガーインゲルハイムは4月30日、米国で抗凝固薬Pradaxa(ダビガトラン、日本製品名:プラザキサ)の添付文書を改訂し、同剤の投与中止により脳卒中リスクが増加することが新たにboxed warning(枠組み警告)として追記されたことを明らかにした。
枠組み警告では、同薬の投与中止により、血栓イベントが増加すると指摘。出血以外の理由により、投与中止する場合には、ほかの抗凝固療法の適用を考慮することを推奨している。
なお、出血リスクが上昇することから、侵襲的手技、もしくは手術前にクレアチニンクリアランス(CrCl)≥50mL/minでは1~2日間、CrCl<50mL/minでは3~5日間の投薬中止が推奨されている。