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13年4月度病院薬剤採用調査 抗凝固薬エリキュース 採用理由に「有効性」「薬理作用」など

公開日時 2013/05/31 05:02

 ミクス編集部が行った2013年4月度病院薬剤採用調査によると、2月に新発売した非弁膜性心房細動の虚血性脳卒中などの予防で用いられる抗凝固薬エリキュース(ブリストル・マイヤーズ/ファイザー)の新規採用が確認され、採用理由には「既存薬に比べての有効性」や「薬理作用」などが挙がった。また、▽糖尿病治療で使われる持効型溶解インスリンアナログ製剤トレシーバ(ノボ ノルディスクファーマ)▽パーキンソン病治療薬ニュープロパッチ(大塚製薬)――などの新規採用も確認された。

 

エリキュースは血液凝固活性化第Ⅹ因子(FXa)を可逆的に阻害する経口抗凝固薬。治験では、年齢、体重、腎機能に応じてエリキュースの用量を調整するプロトコルで、脳卒中や大出血の発現率、および全死亡率がワルファリンに比べて有意に低かった。採用理由には「薬理作用」「既存薬に比べての有効性」「投与経路や剤型」「服薬コンプライアンス」が挙がった。

 

持効型溶解インスリンアナログ製剤のトレシーバは、「既存薬に比べての有効性」「既存役に比べての副作用」「医師からの要望」で採用された。既存薬にはランタスやレベミルがあるが、トレシーバは、24時間超の血糖降下作用と低血糖発現率の少なさが確認されており、その点が評価されたものと考えられる。

 

パーキンソン病治療薬のニュープロパッチは、1日1回貼付すれば薬剤が持続的に放出され、24時間で血中濃度が一定に維持される唯一のドパミンアゴニスト経皮剤。「既存薬に比べての有効性」「投与経路や剤型」「医師からの要望」が採用理由として挙がった。

 

同調査は、Monthlyミクスが毎年行っている新薬採用アンケートに回答いただいた病院薬剤部から80病院(国公立、自治体、準公的、民間など)に定点観測をお願いし、毎月ごとの新薬採用・採用停止品目を集計したもの。4月調査では20病院から回答を得た。    

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