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CSOの教育研修 課題はコントラクトMRとしてのマインドセット

公開日時 2013/08/12 03:54
製薬企業がMR派遣などをCSO(医薬品販売業務受託機関)に依頼するケースが年々増えていることから、MONTHLYミクス8月号での教育研修アンケート調査ではCSOも調査対象にした。日本CSO協会加盟9社のうち8社からの回答では、導入研修では実践力に加え、医療界で働くMRとしてのマインドの形成、医療倫理を、製薬企業の教育研修より重視していることが分かった。継続研修やマネージャー研修では、コントラクトMR(CMR)としてのマインドを醸成し、いかにキャリアを作るかに腐心している様子がうかがえた。
 
回答があったのは、IML、アプシェ、アポプラスステーション、インヴェンティヴ、クインタイルズ、シミックエムピーエスエス、ファーマネットワーク、メディサイエンスプラニング。
 
導入研修だが、製薬企業の新卒MRと異なるのは、7割以上が異業種からの転身者であるということである。そのため即戦力としての知識・スキルが重視される傾向が強いのではないか思いきや、マナー・業界ルール(「社会人としてのマナー」「医療倫理」「MRの仕事への理解」等)を重視していた。製薬企業では比較的優先度が低い「MRとしての営業・マインドの形成」の優先順位が高いのも、異業種出身が多いCSOならではといえる。
 
継続教育については、CMRはプロジェクトに入ると、派遣先企業の継続教育にも参加するが、他人任せにはできないのが「自社MRとしてのマインドセット」。これを挙げたのはアポプラス、インヴェンティヴ、クインタイルズ、メディサイエンスの4社だが、優先度がトップか2番目と高かったため、全体的に重視の度合いが最も高く出る形となった。しかし、他社も優先度の差はあれ、同じ問題意識があるはずだ。というのもCSOは、CSOならではのMRを育て、キャリア形成を促し、多彩な人材を擁することで、ニーズに応じたサービスが提供でき、自社のビジネスも強くできると考えているからだ。
 
その一方策として、がんや中枢神経など専門領域を深く学ぶ機会を組織的に導入するCSOが増えている。今や専門MRはCMR全体の3割近くに上る。マネージャーの教育研修も、部下の育成を重視する傾向が強く出ている。専門教育も部下育成も製薬企業のニーズに応えるためだが、CMRのキャリア形成の一環でもある。
 

導入研修や継続研修の各社の傾向、教育の基本方針など詳細は、MONTHLYミクス8月号(8月1日発売)の「Promotion」でレポートしています。こちら 

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