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バイエル 加齢性黄斑変性 認知率7割以上も定期検査1割にとどまる 一般生活者調査

公開日時 2013/09/25 03:50

バイエル薬品はこのほど、全国の一般生活者1034人を対象に目の健康に関する意識調査結果をまとめた。加齢性黄斑変性(AMD)を認識している一般生活者は77.6%にのぼったが、AMDの症状まで知っている人は32.6%、眼の定期検査のための受診率は10.6%にとどまった。同社は「加齢黄斑変性など深刻な眼疾患に気付くための行動が十分とられていないことが明らかになった」と問題提起している。

 

調査は全国の50代から70代の男女1034人を対象とした。方法はインターネット調査、期間は8月20~22日。

 

眼疾患への検査状況について聞いたところ、全体の63.5%が「過去1年間に視力検査を受けた」と回答した。ただ、眼科での過去1年間の検査受診率は43.0%で、そのうち「定期的な検査として受けた」としたのは10.6%にとどまった。眼科検査を受けていない理由は「特に不調を感じない」が74.9%と最も多く、「眼科以外で視力検査を受けているので十分と思っている」12.2%、「億劫である」10.2%、「時間がない」6.3%、「受診するのが怖い」3.4%―と続いた。また、日頃から片目ずつ目の見え方をチェックしていると回答した一般生活者は37.1%だった。

 

同調査を監修した関西医科大学眼科学の髙橋寛二主任教授は、「目は、良い方で悪い方をカバーしてしまうことがあり、症状が軽いうちはなかなか自覚しづらい」とし、「早期発見・早期治療で治療効果が高まる可能性があるので、時々、片目ずつの見え方のチェックをし、気になることがあったらすぐ眼科医に相談されることをお勧めする」と早期の受診を促した。

 

なお、福岡県久山町の疫学データでは、滲出型AMD患者の頻度が50歳以上人口の1.2%と示されている。これに基づく滲出型AMDの推定患者数は約70万人となる。

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