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ヴィーブ 申請中のHIVインテグラーゼ阻害薬ドルテグラビル 塩野義とコ・プロ契約締結

公開日時 2013/12/17 03:50

ヴィーブヘルスケアと塩野義製薬は12月16日、ヴィーブが日本で承認申請しているHIVインテグラーゼ阻害薬ドルテグラビルについて、コ・プロモーション契約を締結したと発表した。ドルテグラビルはヴィーブ、塩野義、グラクソ・スミスクライン(GSK)との共同研究開発で見出されたうえ、塩野義は国内市場で感染症領域に強い基盤を持つため、今回の契約に至った。

英国に本社があるヴィーブは、GSKとファイザーが2009年に設立した抗HIV薬に特化したスペシャリスト・カンパニー。12年には塩野義がヴィーブの株式の10%を取得している。

ドルテグラビルは1日1回投与が可能で、薬剤耐性ウイルスを発現させにくいという。加えて、薬剤の血中濃度を維持して抗ウイルス作用を維持・増強するためのブースターを必要としない。HIV治療では、患者が高齢化して他の疾患を抱えているため、ブースターによる薬物相互作用が課題のひとつとなっており、ドルテグラビルはこの点も訴求ポイントに据えるとみられる。

ドルテグラビルの全世界での開発・販売権はヴィーブが保有し、日本では今年12月5日に承認申請した。今回の契約により、承認取得後はヴィーブと塩野義が共同で情報提供活動し、流通・販売は既存のヴィーブ製品と同様にGSKを通じて行う。なお、世界では12年12月に米欧で承認申請され、米国では13年8月に承認されて製品名Tivicayとして販売中。欧州では13年11月に当局から承認勧告が出ている。

塩野義の手代木功社長は今回の契約にあたり、「ドルテグラビルは弊社もその創製に参画した」としたうえで、「低用量かつ1日1回投与が可能で、薬剤耐性ウイルスを発現させにくいドルテグラビルは長期間の服薬が必要なHIV感染症患者の皆さまの治療に大きく貢献できる革新的新薬であると考えている」とコメント。ヴィーブ日本法人の入山博久社長は、「製品のポテンシャルを最大限に引き出すために塩野義との協力関係を積極的に推進し、革新的な薬剤を待ち望む患者さまのもとに、いち早く提供していく」とコメントしている。

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