前立腺がん 新薬ゴナックスで情報活動活発 研究会も活況
公開日時 2014/02/28 00:00
厚生労働省の調査によると、日本国内の前立腺がん患者は推定約18万人で、男性のがんでは急増しているといわれる。現在の治療は早期ならば手術、放射線治療が主体だが、リスクが高い局所進行がんでは手術あるいは放射線治療にホルモン療法を併用する。ホルモン療法とは、前立腺がんが男性ホルモンの刺激で増殖するため、男性ホルモンの生成を可能な限り抑制する治療法である。また、転移がある場合はホルモン療法からスタートし、ホルモン療法が無効になった(去勢抵抗性)場合は抗がん剤による化学療法を行う。今回はこの前立腺がんの治療薬を取り上げる。基軸薬のリュープリン、ゾラデックスほぼ同程度の処方影響力前立腺がんのホルモン療法では、注射剤の黄体ホルモン放出ホルモン(LH-RH)作動薬と経口剤の抗アンドロゲン薬の併用が現在は一般...