14年11月号連動 がん性疼痛用薬アブストラル舌下錠の処方医コメント一覧
公開日時 2014/11/01 00:04
【Monthlyミクス連載タイトル】新薬の立ちイチがん性疼痛では、初期の軽度の痛みでアセトアミノフェンや非ステロイド系抗炎症薬を使用し、それでも制御できない中等度の痛みでは弱オピオイド薬、さらに重度の痛みで強オピオイド薬を常時服用するのが標準的な治療法である。そして、オピオイド薬常用でもコントロール不能な「突出痛」があり、この場合、オピオイドを追加投与する「レスキュー」で鎮痛を図る。2013年12月、このレスキューを位置づけとする強オピオイド薬フェンタニルの舌下錠「アブストラル」が発売された。口腔粘膜からのフェンタニルの吸収という意味ではイーフェンバッカル錠に次ぐ国内2製品目だが、使用法は、イーフェンバッカルが上顎臼歯の歯茎と頬の間に入れて有効成分を吸収させるのに対し、アブストラルは舌下投与...