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IFPMA 新会長に独メルクのOschmannCEO選出

公開日時 2014/11/11 03:50

国際製薬団体連合会(IFPMA)は11月4日、ニューヨーク市で開催された総会で、新会長に独メルク医薬品事業部(Pharma)のStefan Oschmann CEOを選出した。任期は2年間。前会長のJohn Lechleiterイーライリリー会長、社長兼CEOの後任となる。


Oschmann新会長は、挨拶の中で「国際社会がWHO(世界保健機関)によりセットされた非感染症疾患(NCD)克服という目標に適う努力をし、グローバルヘルスを含む、将来世代の進歩目標を構築する議論を行っている時に、この役割を担うことは光栄である」と述べた。


その上で、「現在のNCDおよび感染症への取り組みは、中・低所得国における現地での革新的解決策ばかりでなく、より強固なヘルスケアシステムが必要なことを示している。我々は、研究基盤製薬産業が、ひとつの産業として如何に持続的に患者や社会のニーズならびに期待に応えることができるか模索し続け、これら国々における健康政策の目標に資するように我々のパートナーシップを構築していきたい」と関係国、関係機関などとの連携を強化、公衆衛生政策に対して協力することへ意欲を示した。


Oschmann新会長は、Lechleiter前会長の方針をそのまま踏襲する考えとみられている。


Lechleiter前会長は、退任にあたり、「前世代が享受したイノベーションの成果と同様に、次世代がその成果を享受できるように、研究基盤製薬産業が今後も重要な役割を果たすと固く信じている。IFPMAは、このメッセージを世界のヘルスコミュニティーに伝える役割を果たしつつある」とコメントした。

会長就任時には、IFPMAは多数の画期的なパートナーシップを諸機関と構築、実績を上げることを掲げた。就任中は、PAHO(汎米州保健機構や国際赤十字連盟(IFRC)とのNCDを標的としたパートナーシップの構築や、27か国で実施された、偽造医薬品撲滅キャーンペーン「Fight the Fakes」を行った。

 

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