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J&J・14年度通期決算 医療用薬事業14.9%増 経口C型肝炎治療薬の大幅伸長などで

公開日時 2015/02/03 03:50

ジョンソン・エンド・ジョンソンはこのほど、2014年度通期業績(14年1~12月)が売上高743億3100万ドル(前期比4.2%増)、純利益163億2300万ドル(同18%増)の増収二桁増益になったと発表した。コンシューマーヘルスケア事業や医療機器・診断薬事業は減収となったが、経口C型肝炎治療薬オリシオ/ソブリアードの大幅な伸長や前立腺がん治療薬(選択的アンドロゲン生合成阻害薬)ザイティガ、抗凝固薬ザレルトなどの好調を背景に医療用医薬品事業が二桁増収を記録し、3年連続の増収増益となった。

セグメント別売上高はコンシューマーヘルスケア事業が144億9600万ドル(同1.4%減)、医療用医薬品事業が323億1300万ドル(同14.9%増)、医療機器・診断薬事業が275億2200万ドル(同3.4%増)。

地域別売上高は米国が347億8200万ドル(同9.0%増)、欧州が189億4700万ドル(同1.9%増)、米国を除く南北アメリカ地域が71億6000万ドル(同3.5%減)、アジア太平洋・アフリカが134億4200万ドル(同0.4%増)。

主な医療用医薬品の製品別売上高は抗ヒト腫瘍壊死因子(TNFα)モノクローナル抗体製剤レミケードが68億6800万ドル(同2.9%増)、オリシオ/ソブリアードが23億200万ドル(前期は2300万ドル)、ザイティガが22億3700万ドル(同31.7%増)、乾癬治療薬ステラーラが20億7200万ドル(同37.8%増)、抗HIV薬プリジスタが18億3100万ドル(同9.4%増)、抗がん剤ベルケイドが16億1800万ドル(同2.5%減)、持効性抗精神病薬インヴェガサステナ/ゼプリオンが15億8800万ドル(同27.2%増)、選択的直接作用型血液凝固第Ⅹa因子阻害薬ザレルトが15億2200万ドル(同76.2%増)、エリスロポエチン製剤プロクリート/エピレクスが12億3800万ドル(同9.2%減)、抗精神病薬リスパダールコンスタが11億9000万ドル(同9.7%減)、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤(関節リウマチ治療薬)シンポニーが11億8700万ドル(同27.4%増)など。

14年通期でオリシオ/ソブリアード、シンポニーが新たにブロックバスター入りしたほか、バイエルヘルスケアから米国での販売権を取得しているザレルトも14年通期で初めて売上高10億ドル超となった。

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