抗アレルギー薬 ザイザルはネットチャネルで、タリオンはMRで存在感
公開日時 2015/04/30 00:00
今年は温暖な気候により、花粉症の流行は例年より早く終わると予想されている。花粉症シーズンと言えば、抗ヒスタミン薬を中心とする抗アレルギー薬の出番でもある。そこで今回は直近の抗アレルギー薬の処方影響力について紹介したい。まず、最新の15年3月の全チャネル合計の処方影響力はザイザルを筆頭に、ディレグラ、タリオン、アレロック、アレグラ――の順である。トップのザイザルは、インターネットによる処方影響力が圧倒的割合を示している。これは発売元のGSKの戦略に依拠するところで、同社の製品は他社と比べて、この部分が極端に高いのが特徴である。その意味で直接的に医師への訴求力があると思われるMRによる処方影響力は、直近で最も高いのがタリオンである。同剤はOD錠で包装変更があったばかりで、この点の情報提供があった...