BMSと小野 関節リウマチ治療薬オレンシアの新製剤発売 ワンタッチで注射 患者の投与負担軽減
公開日時 2016/06/06 03:52
ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)と小野薬品はこのほど、関節リウマチ治療薬オレンシア(一般名:アバタセプト遺伝子組換え)について、ワンタッチで注射を可能にした皮下注オートインジェクター製剤を発売したと発表した。本体内に1回量の薬剤が充填されており、ボタンを押すことで自動的に注射針が皮下に刺さる仕組み。関節のこわばりや痛み、変形などで自己注が困難な患者も多いことから、この新製剤は「患者さんの負担を軽減するものと考えている」という。
製品名はオレンシア皮下注125mgオートインジェクター1mL。2月25日にBMSが承認を取得していた。点滴静注用製剤、皮下注シリンジ製剤に加え、新たに皮下注オートインジェクター製剤が加わる。両社がコ・プロする(販売元:小野薬品)。薬価は2万8233円。5月25日に薬価収載され、同日から販売が開始された。