厚生労働省 医薬・生活衛生局 局長 宮本 真司 氏
公開日時 2017/08/31 00:00
適正使用推進かかりつけ薬剤師が職能発揮を革新的新薬安全性確保が最重要課題高齢化が進展する中で、医薬品の適正使用の重要性が高まっている。ポリファーマシーや重複投与の問題が社会問題化する中で、カギを握るのがかかりつけ薬剤師だ。厚生労働省医薬・生活衛生局の宮本真司局長は、「まずは薬剤師・薬局の機能を強化しなければならないと考えている」と語る。一方で、地域包括ケアシステムの構築へと舵が切られる中で、地域で存在感を発揮できなければ、薬剤師の存在価値自体を揺るがしかねないときでもある。宮本局長に、適正使用を中心に、薬剤師、医薬品産業の姿について聞いた。(望月英梨)薬剤師が「社会から強く認識されなければならない時期に来ている」――ポリファーマシーや残薬などの課題がある中で、適正使用の重要性が高まっている。...