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神奈川県内科医学会 学術講演会「知の羅針盤」始動 製薬企業の広告講演会と一線画す

公開日時 2019/03/18 03:52

神奈川県内科医学会(宮川政昭会長)は、「知の羅針盤」と題する学術講演会を企画し、その第1回を3月23日に横浜市で開催する。学術講演会は「本来あるべき姿である医療の本質を考慮した自由闊達な講演会を目指す」(宮川会長)との位置づけ。製薬企業が主催する講演会と一線を画す方針。講演内容に保険診療の範囲外の薬剤処方や医療行為の内容が含まれる可能性について、「演者はその説明責任を、聴衆もその理解責任を以て、日常診療に活かすこと」としている。製薬企業との共催の可能性は「ある」としたものの、プロモーションコードの適応や事前のスライドチェックは認めない考え。


◎第1回は3月23日に「肝疾患の現状と課題、そして対処方法」で開催


学術講演会には「いままで言えなかった本音の講演会~偽りのない日常診療の話~」というサブタイトルを設けている。第1回の3月23日は、「180分で分かる肝疾患の現状と課題、そして対処方法」をテーマに、日常診療の問題点、治療のポイント、今後の方向性に関するセッションが予定されている。神奈川県内科医学会の各種委員会を中心にその後のプログラムの検討されており、「180分でわかる、呼吸器疾患のイロハ」、「二人の教授の本音」、「SGLT2i のウソ・ホント」「地域医療におけるリウマチ・膠原病(仮)」など、ほぼ2か月に1回のペースで学術講演会を開催する方針だ。


◎企業の「広告講演会」はプロモーションの場


宮川会長は、「学術情報は偏りなく公平に提供することや中傷・誹謗しないなどを厳守する必要があるものの、医薬品の‟区別“は当然存在する医療情報である」と指摘する。その上で、薬剤ごとの効能効果、用法用量などの情報も適格に提供する必要があるとの見解を示した。一方で製薬企業が主催する講演会は、「医療の情報提供の場でなく、プロモーションの場として構築してきたのではないか」と問題意識を投げかける。さらに講演会で講師が使用するスライドをプロモーション資材と考え、事前介入を行うことにも触れ、「その理由をプロモーションコードとするならば、まさしく‟広告講演会”であることを企業が自ら証明するようなもの」と疑問を呈した。


神奈川県内科医学会は「知の羅針盤」を通じ、真の学術講演会の実現を目指す方針だ。会員を中心に、賛同する医療者や関係者に参加を呼び掛ける考え。宮川会長は本誌取材に対し、「病を治すためのあらゆる分野の知識や経験を集大成した臨床現場における隠し事のない医学ならびに医療のための叡智あふれる講演会の開催を考えた」と語ってくれた。
 


 

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