CureApp社 禁煙前の動機付けウェブサービスの提供開始
公開日時 2019/12/17 04:50
禁煙治療アプリの開発などに取り組んでいるCureApp(本社:東京都中央区)はこのほど、禁煙を始める前のモチベーションの向上を目指すウェブサービス・アスキュアスターターの提供を始めた。禁煙に関心を持った人を対象にしたもので、ウェブ上のキャラクターが投げかける質問に答えながら、自ら禁煙したいという動機を高めていくよう設計されている。企業や健保組合、自治体などに提供していく。
サービスは、禁煙外来の経験がある呼吸内科医が監修したもので、全6章で成り立つ。1つの章につき所要時間は5~10分程度。前半は、「タバコはストレス解消に有効だと思うか」や、「美容によくないと考えるか」などの質問に答える形式で、ウェブ上でキャラクターと会話し、個人の傾向を分析する。後半には、タバコはストレスの解消にはつながらないという調査結果などを提示することで、禁煙のモチベーションを徐々に上げていくという仕組みだ。
同社によると、トライアル導入した人からは、「改めてタバコのデメリットを実感した。ストレス解消にならないことを知ったことが大きく、禁煙したい気持ちが大きくなった」などの声が寄せられたという。
同社によると、喫煙者のうち「禁煙について興味はあるものの、なかなか実行に移れない」と考えている人は約6割に上る。禁煙ガイドラインでは、こうした人たちが禁煙への一歩を踏み出すには、禁煙を強制するのではなく、タバコについて考え、自ら禁煙したいという動機を高めることが大切だと指摘されていた。