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菅首相 G20首脳会議で新型コロナ治療薬・ワクチンへの安価で公平なアクセスを提案 特許プール活用

公開日時 2020/11/24 04:51
菅義偉首相は11月21日、サウジアラビアのリヤドを拠点にオンライン形式で開催した主要20か国・地域(G20)首脳会議で、新型コロナウイルス感染症の治療薬とワクチンの安価で公平なアクセス確保のための包括的取り組みをG20 として合意すべきと提案した。新型コロナの世界的拡大を踏まえ、「特許プール」(知的財産権に係る自主的なライセンス供与)を活用して先進国以外の新興国が治療薬やワクチンにアクセスするための資金支援などを提案したもの。G20首脳会議の最終日11月22日に採択された「G20リヤド首脳宣言」に盛り込まれた。

菅首相はオンライン形式で参加したG20首脳会議で、「治療・ワクチン・診断への公平なアクセス確保と、そのための包括的取組が必要であり、G20が特許プールへの支持に合意することが重要だ」と発言。ACTアクセラレータ立ち上げの共同提案や、COVAXファシリティへの支援など、多国間協力を推進する日本政府の立場を説明した。また、「将来の健康危機への備えには、質の高い包摂的で強靱な保健医療システムが重要であり、そのための持続可能な保健財源の確保や、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に向けた取り組みが不可欠だ」とも述べた。

◎G20リヤド首脳宣言を採択 治療薬・ワクチンへのアクセスで資金支援を強化

G20首脳会議は22日、「G20リヤド首脳宣言」を採択して閉幕した。首脳宣言は、「強固で、持続可能で、均衡ある包摂的なポスト・新型コロナウイルス感染症時代における世界を形づくることを主導する」ことにコミットした。菅首相が提案した新型コロナウイルス感染症の治療薬・ワクチンへのアクセスについては、「安価かつ公平なアクセスを確保するためのいかなる努力も惜しまない」と首脳宣言に明記。「新型コロナウイルス対応ツールへのアクセス加速事業(ACT-A)」イニシアティブと、その下のCOVAX ファシリティ、並びに特許プールをG20として完全に支持するとした。具体的には、新型コロナウイルス対応ツールへの各国のアクセスのための資金支援を強化するため、国際開発金融機関の取り組みを奨励する。

◎強靭な保健システム「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」を再確認

このほかユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)についても、「よく機能し、価値に根差し、包摂的で、強じん性のある保健システムは極めて重要」と強調。途上国における持続可能な保健財源の重要性を再確認した。また、ワン・ヘルス・アプローチに基づく薬剤耐性(AMR)及び動物由来感染症に対処し、新たな抗微生物剤の研究・開発を支援・加速する。加えて既存の抗菌剤へのアクセスを確保し、感染症及び非感染性疾患への取り組みについて維持するとした。 


 
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