編集長沼田佳之ミクス編集部が製薬各社に行ったＭＲ数調査から、前年実績と比較可能な企業のＭＲ数をみたところ、直近１年間で約1000人減っていることが分かった。ＭＲ数の減少は近年のトレンドワードとなっており、あまり驚くことも無くなった。製薬各社とも早期退職優遇制度を導入し、計画的にＭＲ数を減らしている会社もある。一方で社員の高年齢化に伴い、定年退職などの理由でＭＲを減らしている企業もある。ＭＲを減らす理由は各社それぞれだが、ＭＲの長い歴史の中で、残るＭＲに求めるスキルもここ数年で変わったと感じるようになった。いま製薬各社が一番頭を悩ませているのが、ニューノーマル対応型のＭＲスキルの習得だ。新型コロナでリモート面談が浸透し、デジタルコンテンツを活用した医師へのアプローチは、もはや当たり前になった。...