2025年までの世界医薬品市場 日本が唯一マイナス成長の可能性
IQVIAが分析 年平均成長率は-2%~1%と予測
公開日時 2021/07/01 00:00
IQVIAがまとめた2025年までの世界医薬品市場予測によると、主要国のなかで唯一日本がマイナス成長となる可能性があることがわかった。日本の21年から25年の5年間の年平均成長率は「-2%~1%」と低成長になると予測。一方で、米国は2~5%、中国は4.5~7.5%、ドイツは3.5~6.5%、フランスは1~4%、英国は2.5~5.5%といずれもプラス成長を予測した(下図)。各国ともCOVID-19の影響を折り込んでいるものの、着実な成長に戻るとしたが、日本は毎年薬価改定の実施、長期収載品のシェア減少、政府主導の後発品使用促進策などが市場成長に影響すると分析している。世界の医薬品市場の25年まで5年間の年平均成長率は3~6%になると予測。25年には金額ベースで1兆6000億ドルの市場規模(=医薬...