トップ5のうち3製品ががん関連 1位はキイトルーダ、2年連続
2020年度製品別国内売上高(各社決算期ベース)
公開日時 2021/07/01 00:00
製薬企業の決算資料やIQVIAの発表資料から2020年度の国内売上100億円以上製品を集計したところ、上位5製品のうち3製品が、がん関連製品となった。1位はキイトルーダ、2位はオプジーボで、がん免疫療法薬が上位を独占した。3位は疼痛薬リリカで、4位に抗がん剤タグリッソが入った。キイトルーダの売上は1201億円(薬価ベース)で、唯一1000億円の大台を超えた。しかし、前年比6.5%減、額にして83億円減った。非小細胞肺がん(NSCLC)1次治療を中心に処方数量は伸びたが、20年2月に再算定で薬価が17.5%下がり、20年4月改定でも2月の薬価からさらに20.9%下げられたことが響いた。オプジーボは売上988億円で前年比13.2%増とした。期初予想からも88億円積み増した。19年10月の消費税改...