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日本内分泌学会など4学会 アルファカルシドール供給不足に伴う「副甲状腺機能低下症等の対応」で警鐘

公開日時 2021/07/20 04:52
日本骨代謝学会、日本内分泌外科学会、日本小児内分泌学会、日本内分泌学の4学会は7月19日、アルファカルシドールの供給不足に伴う「副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、くる病・骨軟化症患者への対応」についての声明を公表した。活性型ビタミンD3製剤の製造販売メーカーが相次いで出荷調整していることに学会から危機感を表明したもの。特に、骨粗鬆症以外の副甲状腺機能低下症、くる病・骨軟化症などの治療に際して、アルファカルシドール製剤の代替薬は「元々シェアが小さい」とし、多くの患者の需要を満たすことは困難と指摘している。さらに、薬剤を切り替えた場合の対応などで影響が出ると見通しており、アルファカルシドール製剤の出荷調整が長期化することに警鐘を鳴らしている。

骨粗鬆症治療薬・エディロール(一般名:エルデカルシトール)に端を発した活性型ビタミンD3製剤の出荷調整は、同効薬のアルファロール、ロカルトロール、ワンアルファにも拡大している。すでに先発企業の中外製薬や帝人ファーマ、後発企業の日医工、沢井製薬、共創未来ファーマが相次いで出荷調整を公表している状況にある。

◎副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、くる病・骨軟化症の患者対応に危惧


学会が危惧するのは、副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、くる病・骨軟化症の患者への対応だ。エディロール(エルデカルシトール)の適応症は骨粗鬆症のみだが、アルファロール、ロカルトロール、ワンアルファは、これ以外に慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、ビタミンD抵抗性クル病・骨軟化症におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状の改善を取得している。

◎代替薬では「多くの患者の需要を満たすことは困難」

4学会の声明では、「副甲状腺機能低下症やくる病・骨軟化症に対する代替薬となるカルシトリオールやファレカルシトリオールは元々のシェアが小さいため、多くの患者の需要を満たすことは困難であると思われる」と強調。また「これらの薬剤の薬効動態がアルファカルシドールとは異なるため、切り替えに伴う困難(血清 Ca 値の変動や用量調整のために受診頻度が増えるなど)が想定される」として、供給不安に対する医療現場への影響に懸念を表明した。4学会は、引き続き対応を協議することにしており、「関係各所への働きかけも開始している」としている。
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