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ノバルティス Arctos社を買収 重度の視力喪失に対する治療法を開発へ

公開日時 2021/10/11 04:49
ノバルティスは、重度の視力喪失に対する治療法の提供を目指して、スイスのArctos Medical社を買収した。ノバルティス日本法人が10月8日に発表した。ノバルティスは今回、前臨床段階にある光遺伝学を応用したアデノ随伴ウイルス(AAV)遺伝子治療プログラムなどArctos社の独自技術を取得。ノバルティスの眼科領域ポートフォリオに加えた。

ノバルティスは、「今回の買収は、重度の視力喪失のある患者さんへの治療法提供を目指すノバルティスのコミットメントを示すもの」だとしている。買収金額は非開示。

Arctos社は、遺伝性網膜ジストロフィーや加齢黄斑変性など光受容体の減少を伴う疾患の治療法になり得る技術を開発してきた。既存の遺伝子治療は特定の遺伝子修正を目的とするため、恩恵を受けられる患者は一部に限定される。これに対して、特定の遺伝子に限定されないArctos社の技術は、原因となる遺伝子変異に関わらず、様々な遺伝性網膜ジストロフィーの疾患に対応できる可能性があるという。

Arctos社が独自に開発した光感受性オプトジーンは、遺伝子治療によって特定の網膜細胞に投与され、標的となる細胞を光受容体のような細胞に変化させる。成功すれば、光受容体の喪失によって失明を引き起こす疾患の治療に、この技術を使用することができるとしている。

遺伝性網膜ジストロフィーは、全世界で200万人以上が罹患し、完全な失明に至ることも少なくない。その原因は100種類以上の遺伝子の変異によるものとされる。現在、根治療法がない加齢黄斑変性は視力障害の主要な原因で、世界で1億7000万人が罹患していると推定されている。
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