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スギ花粉症の減感作療法が小児科で急伸 21年6月の新規患者数はコロナ前の「ほぼ2倍」に

公開日時 2021/10/20 04:52
スギ花粉症の減感作療法薬・シダキュアスギ花粉舌下錠(製造販売元:鳥居薬品)の処方が特に小児科で伸びている。治療は毎年6月頃に開始することが多く、2021年6月の小児科での新規患者数は19年同月比でほぼ2倍になっていた。スギ花粉症に対する体質改善のため、同剤による治療期間は3~5年が推奨され、1か月に1回程度の定期受診が求められる。新型コロナによる受診控えで患者数が大きく減少した小児科で、長期の治療を必要とする患者の増加傾向をみることができた。結果として医療機関経営にもプラスに働くとみられる。

これは調剤レセプトで実際の処方動向を把握・分析するインテージリアルワールド社(略称:IRW)のデータから明らかになったもの。スギ花粉症の減感作療法薬にはシダキュアとシダトレンスギ花粉舌下液(製造販売元:鳥居薬品)があるが、常温保存でき、5歳から使用できるシダキュアが市場シェアをほぼ独占している。

◎シダキュア処方患者の過半数が6~15歳

スギ花粉が飛んでいる時期はアレルゲンに対する体の反応性が過敏になっているため、シダキュアによる治療はスギ花粉が飛んでいない時期に始める。このため新規患者は6月頃から増える。IRW社のデータによると、小児科でのシダキュアの新規患者数は、21年6月はコロナ前の19年同月比で96%増、7月は同79%増、8月は同31%増――だった。

ちなみに、20年6月は前年同月比8%増、7月は同12%減、8月は同35%減――で、21年に大きく伸びたことがわかる。

◎耳鼻科でも小児患者に処方される傾向に

小児科と同じく新型コロナで受診控えの影響が強く出た耳鼻咽喉科におけるシダキュアの新規患者数を見ると、21年6月は19年同月比10%増、7月は同6%増、8月は同74%増――だった。全診療科におけるシダキュア処方患者の年齢区分を見ると、21年7月以降、6~15歳が過半数を占めており、耳鼻科でも小児患者に処方されたケースが多いと類推できそうだ。

自治体によって違いはあるものの、中学校卒業まで自己負担ゼロといった小児向け医療費助成がある。長期治療による経済面のハードルが低いことも小児患者の増加を後押しし、結果として医療機関経営にプラスに働くといった構図が垣間見える。
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