医療機器 費用対効果評価に初の対象品目登場
分析ガイドライン入門~(21)医療機器のHTA対応を考える
公開日時 2021/12/01 00:00
クレコンメディカルアセスメント株式会社取締役最高業務責任者(COO)小林慎10月の中医協で、日本版HTAでは初めて医療機器が評価対象品目として指定されました。医療機器の費用対効果評価は十分なエビデンスの確保など、医薬品の評価とは異なる様々な課題があります。今回は分析ガイドラインの記載と対比させて医療機器の評価について考えます。日本メドトロニックのMicra経カテーテルペーシングシステムがH2に2019年4月の日本版HTAの開始以来、これまで医薬品のみが評価対象品目として指定されてきましたが、2021年10月13日の中医協総会において、日本メドトロニックのMicra経カテーテルペーシングシステム(以下、Micra)が医療機器として初めてHTA評価対象品目として指定されました。Micraは類似機...