モデルナ 新型コロナワクチン7000万回分を追加供給、新ワクチン候補含む 日本政府と合意
公開日時 2022/03/18 04:50
米モデルナは3月16日、新型コロナウイルスワクチンを7000万回分、2022年後半に追加供給することで日本政府と合意したと発表した。この追加供給量は、特例承認されているスパイクバックス筋注と、これから開発・承認取得を前提とした新ワクチン候補の合計となる。スパイクバックスと新ワクチン候補それぞれの供給量は開示していない。
今回の合意は、厚労省が追加供給の予算を確保することを前提としている。モデルナの新型コロナワクチンはすでに22年中に9300万回分が日本に供給される予定だが、今回の合意により1万6300万回分に増加することになる。
同社は本誌取材に、新ワクチン候補について、「2価ワクチンを含めた、今後開発される可能性のあるワクチン候補すべてを指す」と説明した。2価ワクチンは、スパイクバックスの有効成分であるコロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチンと、開発中のオミクロン株用ワクチンを含有するもの。モデルナ日本法人の鈴木蘭美社長は、いくつかのワクチン候補を並行して確認する中で、現時点で最強のコンビネーションがこの2価ワクチンだと話している
(関連記事はこちら)。