新型コロナの感染拡大で医療の脆弱性への対応急ぐ
医科改定項目で注目ポイント
公開日時 2022/04/01 00:00
高度・専門的な医療機関を評価「急性期充実体制加算」新設コロナ禍以降、初めての全面改定となった2022年度診療報酬改定。なかでも、急性期は重症度、医療・看護必要度の見直しに加え、高度・専門的な医療機関を評価する「急性期充実体制加算」を新設するなど、メリハリの利いた改定となった。一方で、これまで7対1病床の受け皿となってきた地域包括ケア病棟入院料は在宅医療についての実績を要件化。在宅復帰率の水準を高めるなど、ハードルを引き上げた。22年度は後期高齢者が団塊世代に入り始める年でもある。医療提供体制の改革は待ったなしだ。コロナ禍は地域医療における入院医療の体制整備をさらに迫る格好となった。新型コロナウイルス感染症で医療の脆弱性が明るみとなるなかで、22年度改定では機能分化・強化、連携をより一層促す内...