終活inUSA
公開日時 2022/05/01 00:00
メディカル・ジャーナリスト西村由美子コロナパンデミック下でのもっとも過酷な経験のひとつは、犠牲になった家族や友人を看取ることができなかったことである。近親の誰一人にも見送られることなく孤独の中で逝った患者たち。彼らのエピソードを語りあうことで、米国の人々は、これまで一般にタブー視され、オープンに語られることの少なかった「死」について、以前よりもフランクに語りあうようになったと言われている。死ぬのに最適な国米国デューク大学とシンガポール国立大学の共同研究チームが独自調査の結果に基づいて「死ぬのに最適な国ランキング」を発表した。世界81カ国の有識者を対象に実施した各国の終末期医療に関する調査と、介護者及び患者を対象とした終末期医療に関する選好度(希望)調査を統合評価した結果を点数化し、各国をAB...