アストラゼネカ 「ワクチン・免疫療法事業本部」を新設 事業本部長に松尾恭司メディカル本部長が就任
公開日時 2022/09/02 04:50
アストラゼネカは9月1日、ワクチン・免疫療法事業本部を新設すると発表した。COVID-19 パンデミックを収束させる革新的なワクチンや抗体の開発にさらに注力する狙いを込めた。事業本部長には松尾恭司メディカル本部長(執行役員)が就任した。松尾本部長は、同社入社後30年以上にわたり国内外の研究開発加速とパイプラインの充実に貢献してきた実績がある。松尾本部長の後任のメディカル本部長には田中倫夫研究開発本部サイエンス&データアナリティクス統括部長・パンデミックワクチンプロジェクト日本リード(執行役員)が就任する。
同社は、オンコロジー、循環器・ 腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患-の3事業本部に加えて、新たに4つ目の重点領域としてワクチン・免疫療法事業本部を立ち上げた。将来的なパンデミックや感染症流行などに備え、同社は革新的なワクチンや抗体の開発にさらに注力する。また、医療従事者、規制当局、ステークホルダーとのコラボレーションやパートナーシップを推し進めるとしており、革新的技術を用いて開発したワクチンなどの日本市場への供給も視野に入れて活動する方針を示している。