大手7社が直近4年間で国内売上比率低下
国内製薬企業の国際競争力
公開日時 2023/07/01 00:00
武田薬品とアステラス製薬欧米売上が日本を上回るミクス編集部は国内大手製薬企業の国際競争力を調べる目的で、各社が公表した決算説明会資料と独自に行った各社アンケートの結果から分析した。22年度までの直近4年間(2019-22年度)における各社の医療用医薬品の総売上高に占める国内比率を調べたところ、武田薬品、第一三共など7社が着実に国内比率を下げており、米国、欧州など日本以外の市場でのプレゼンスを着実に増していることが分かった。なお、武田薬品とアステラス製薬の2社は全世界に占める日本市場での売上比率が20%を切っており、米国と欧州の売上比率が日本国内を上回っていることも明らかになった。(沼田佳之)6.2兆円を投じた武田薬品によるシャイアー買収は2019年1月。その目的はポートフォリオの充実はもちろ...