世界の製薬企業が発表した22年業績からグローバル製品売上ランキングをまとめた。ファイザーの新型コロナワクチンが前期比３％増で首位を維持し、モデルナのワクチンも同４％増で５位（前年３位）となった。また、ともに21年12月に米国でEUA（緊急使用許可）を取得した経口新型コロナ治療薬のパキロビッドが４位、ラゲブリオが21位に食い込むなど、新型コロナ関連で12製品がランクインした。ただ、世界的な新型コロナの感染拡大の鎮静化などにより関連製品の需要減速が鮮明になってきており、23年は軒並み順位を落とす見通しだ。10億ドル以上製品を薬効別に見ると、がん領域が39製品に上った。がん免疫療法薬のうち、キイトルーダ、オプジーボ、テセントリク、イミフィンジはいずれも２桁成長を示し、キイトルーダは前年の４位から３...