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大阪国際がんセンター 患者情報の記載書類で誤交付「3件」公表 個人情報の確認徹底で職員に注意喚起

公開日時 2023/08/04 04:50
大阪国際がんセンターはこのほど、患者の個人情報が記載された書類の誤交付が3件あったと公表した。事案は、①事務職員が患者Aの書類を派遣職員に送付した際に、誤って患者Bの書類が混入されていた、②医師が患者Aに交付すべき書類を誤って患者Bに交付する書類に混入し、交付した、③薬剤師が薬剤を交付する際に、薬剤の箱の中に患者Bの書類が混入していることに気づかず病棟へ配送し、看護師を通じて患者Aに交付された-というもの。同センターは再発防止策として、職員に各事案を共有し、個人情報の確認を徹底するよう注意喚起を行った。

事務職員が患者Aの書類(患者氏名、主治医名、受診先の主治医名、診療科名を記載)を派遣職員に送付した際に、誤って患者Bの書類が混入されていた事案は、派遣職員が患者Bの書類が混入していることに気づかず、患者A宛てに書類を郵送したというもの。患者Aから同センターに電話連絡があり、誤送付が発覚した。電話を受けた派遣職員が、患者Aに対し謝罪した上で、患者Bの書類をセンターに返送用封筒にて返送してもらうよう依頼。患者Bの書類は、再度発行した上で患者Bに送付した。再発防止策として、事務職員が書類を送付する際には、必ず二人で間違いがないか氏名等の確認を行うことを改めて周知。派遣事業者とも共有した。

一方、医師が患者Aに交付すべき書類(患者氏名、性別、患者番号(ID)、年齢、検査結果、主治医を記載)を、誤って患者Bに交付する書類に混入し、交付した事案は、患者Bの親族から病棟に、患者Aの書類が混入されている旨の電話連絡があり、誤交付が発覚した。病棟で書類を回収して破棄。患者A、患者Bに経緯を説明し、謝罪、了承を得た。再発防止策として、書類を交付する際は、別の患者の書類が挟まっていないかなど、患者に交付する書類に間違いがないか確認を徹底した。

また、薬剤師が、薬剤を交付する際に、薬剤の箱の中に患者Bの書類(患者氏名、患者番号(ID)、調剤情報、主治医、診療科名を記載)が混入していることに気づかず、病棟へ配送した事案は、患者Aより看護師に「箱の中に患者Bの書類が入っている」との申し出があり、誤交付が発覚した。患者Bの書類は看護師が回収。患者A、患者Bに経緯を説明し、謝罪し、了承を得た。再発防止策として、薬局職員に対して書類の封入場所に関するルールの周知徹底を行った。
 
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